重たい荷物を一生懸命運ぶ「いいね」ゲー、DEATH STRANDING


アドベントカレンダー

こんにちは、fymartymです。日記をまったく書けないので、今年もAdventarというサービスを使って今年触ったゲーム Advent Calendar 2021をやっていきます。ろくにゲームもできていなくて、立てたのも 11 月が終わる寸前だったので執筆予定がすっからかんです。全然面識なくてたまたま見かけた方でも好きに登録してください。

デスストランディングってなに

買ってプレイし始めたのは 2020 年の 12 月だったのですが、しんどくて途中で投げてしまっていました。今年の 8 月くらいに、全然ゲームやってないし積んでるやつを消化していきたいなと思って(PS フリプタイトルとか一生クリアできないレベルで溜まっている)再開しました。
KOJIMA PRODUCTIONS のゲームですが、コジプロゲーのタイトルをプレイするのは、fymartym はこれが初めてでした。リアル志向グラフィックのゲームをやり始めたのもそもそもここ数年だし、いかにもな JRPG ばっかりやってきた人生だったので。

デスストの主人公はウォーキングデッドなどで有名なノーマンリーダスがモデルになってますね。なんやかんやで荒廃した北米大陸を舞台に、運び屋家業をしながらそれぞれ大陸の各地で孤立した拠点を繋いでいくというゲームです。暗くて重くて、雨の冷たさを感じるような美しい映像が魅力。

気の狂った人(ミュール)とかこの世のものではない怪異(BT)とかと戦いながら、荷物を傷つけないように険しい道を行くゲームです。去年途中で投げたのもそういうところなんですけど、本当に道が険しい。反り立った崖とか壁みたいな坂道とかデコボコの激しい道とか深くて幅のデカイ川とか。そこを重たい荷物を抱えながら慎重に進むだけでもしんどいのに、ミュールや BT が襲いかかってくるもんだからストレスマッハです。アクション的なプレイングでどうにかというよりは、話を進めて自分の耐荷重を高める装備や便利な道具を作れるようになったりすることで解決していく感じですね。BT をワンパンで殺せる(還せる?)ようになる武器を手に入れると格段に楽になるんですけど、そこまでくるともう寄り道よりさっさとストーリー終わらせにいくか、という気分になるのであんまり……。でも、BT をワンパンで還すと BT からいいねがもらえるのはめちゃくちゃエモくて良いと思いました。

ちなみに自分が投げたきっかけは、大荷物を運ぶ依頼を受けたので車載してブンブン運転していこうとしたところで、川にハマって一切出られなくなった上にミュールに囲まれてしまったことです。川の中とか険しい道を進んでいくのは結構地雷で、運び屋家業をスムーズに進めるためには「建設」要素を使うのが大事になってきます。荒廃した大陸を横断するための「国道」を作ることで、運びが一気にイージーになります。が、国道を建造するためにはめんどくさい素材集めが必要なので、まあ飽きます。それでもデスストの面白いところはオンライン要素にあって、地域ごとに自分や他のプレイヤーが建てた建造物が共有されるんですね。そこにいいねシステムというのがくっついていて、自分が造った何かが他のプレイヤーの助けになっていることを感じられる仕組みになっています。誰かが乗り捨てたバイクを使わせてもらったり、誰かがかけてくれたハシゴのおかげで向こう側に渡れたり……私も色んな人に助けられました。

ストーリー、中盤は盛り上がったんだけど……

ストーリーがすごく面白かったら去年投げることもなかったと思うんですよね。でも序盤は正直あんまりワクワクすることがなくて、メインストーリーでいけすかないキャラクターが出てきたこともあって、前述の川ハマりで沸点に達してしまい、「ああ〜〜もうええわ」ってなっちゃいました。

が、今年再開して、エピソード 5, 6, 8 くらいで俄然興味がわいてきました。それぞれ「ママー」、「デッドマン」、「ハートマン」というキャラクターにまつわるエピソードです。それまではなんとも思ってなかった単なるサポートキャラの深いところに迫るいい物語でした。彼らの名前の由来も「そういうことか」と。やっぱりキャラクターに愛着を持つと一気にゲームのモチベーションが高まってくるよね。

そんなわけでテンション上がってきたところだったんですが、終盤は「はあ?」という感じになってしまいました。いやストーリーはまあ置いといて、クライマックスは怒涛のイベントシーン・ムービーシーンの連続で、申し訳程度に操作のパートを挟まれたと思ったらムービー、みたいなものの繰り返しですっかり萎えてしまいました。

エピソード 14 まであるのに。狂気の沙汰。

でもまあ主人公とデッドマンが幸せなハグをして終了ですのでご安心ください!(何が?)

デスストと音楽

建造物に音楽を設定できるので、荒廃した世界の孤独の中でも、オンラインプレイヤーのぬくもりを感じられます。基本的に洋楽がラインナップされていますが、そのなかで星野源の Pop Virus の存在感が際立っていました。

CHVRCHES が歌うエンディングテーマもすごくよかったですね。

考察

面白い考察ブログを見かけたので、リンクして終わります。