位置ゲーはひきこもりを外に連れ出すか


アドベントカレンダー

こんにちは、fymartymです。今年触ったゲーム Advent Calendar 2019の2日目の日記です。題材はタイトルにも書いた「位置ゲー」、正直引きこもりのfymartymとは親和性が高くありません。でも、やりようによっては、もしかしたら––そんな風に希望を感じさせるような私の中の心の動きは、全くない、というのでもなかったのです。

ポケモンGO

なぜか今年ポケGOを久しぶりにやりました。リリース直後以来。
ポケモンGOはポケモンという強力な版権をつけたナイアンティックの位置ゲーです。道端にポケモンが湧くので、それを捕まえて、ポチポチ育成して戦わせたりとかするゲームです。私がポケGOを始めたのは 2016/07/22 なので日本のリリース日のようですね。以下の理由で飽きたと思います:

で、なんでこの2019年に今更、という感じなのですが、久々に触るといつのまにかフレンド機能が搭載されていたり、レイドバトルとかいうスマホゲーらしいシステムができていたりして、それでしばらくの間熱中しました。課金は2-3万のあいだで、アバターと卵孵化に費やしたほか、相変わらずすぐに道具がいっぱいになるので、道具所持上限枠の引き上げにも使っています。

リリース直後の引退したときに感じていた上記の不満は今も解消されていないと思います。とはいっても、卵から何が孵るんだろうというワクワク感とか、ちょっと先まで歩くとレイドバトルに参加できそうだなとか、そういうプレイ欲を掻き立てる要素も少しあって、通勤の帰り道をちょっと遠回りしたりするぐらいのことはしました。でもこれは多分、都内だから成り立っていたんだろうな。少し歩いただけでレイドバトルに参加できるとか、ポケモンがいっぱい湧いてるとか、それは都会ならではのものだと思います。

久々にやってちょっと思ったのは、ユーザのリテラシーに頼りすぎてないか? というところです。目玉のレイドがあると通信エラーを平気で起こすし(負荷を捌ききれてないのか? みんないっぱい遊んでね、とばかりに盛大な告知をしているのに)、特定の操作をすると画面がハングするみたいなこともよくある(戦闘中に技ゲージが溜まって発動するタイミングとHP切れで死ぬタイミングが重なるとハングする、みたいな)。ユーザ側が既知の不具合を回避するように学習する、ってなんか健全ではないと思う。このゲームは老若男女向けであろうから、余計に気になる。

あとはパンツのテクスチャがなんかズレててキモいなと思ったりもしました:

ドラクエウォーク

私まったくドラクエに馴染みがないんですよね。最近DQ11Sをフルプライスで買ったくらい(序盤で飽きて投げてる)。とはいえこのアプリは、ハリポタGO(※魔法同盟)と並んで今年の注目作でもありました。ちなみにハリポタGOは私にとっては本当につまらなくて、リリース当日に少しやってすぐにアンインストールしました。それもあり、慎重を期して(?)DQウォークはリリース後少し経ってから始めました。DQウォークは日本の位置ゲーの始祖ともいえるコロプラ謹製。ナイアンティックの若干ユーザに不親切なゲームデザインとはまた違った体験を提供してくれそうかな、という期待がありました。

ドラクエに馴染みがないこともあり、グラフィックや音楽やキャラクター、武器etcの世界観にも特に思い入れがなく、正直プレイする動機がかなり薄かった。けれども私を突き動かしたのはふくびきシステム––そう、ガチャ! とにかく一度10連を回したい。その気持ちでミッションやストーリーを消化します。ところが……このDQウォークは鬼畜であった。ストーリーを進めるためには地図上の任意の場所を事前に設定し、それから自らがそこに赴く必要があるのである。つまり、出先でなんとなしに立ち上げて片手間にクリアすることができない。単純にたくさん歩けばいいのではなく、目的地というものを自分自身の中で意識しなければならない。fymartymは引きこもりですが、それに加えて地図の読めないタイプの方向音痴でありました。その私からすると、このゲームシステムで遊ぶことはとても困難です。

しかし、ガチャへの想いは自らの不得手をも顧みぬ頑強なものでありました。引きこもりの私があろうことか、暇(?)になった夜に、DQウォークのストーリーを消化するためだけに家の近所をうろつき歩いたのです。当時はリリース間もない頃でしたから、同じように彷徨っている人もひとりふたり見受けられました。おじさんでしたが。それでけっきょく、10連ガチャは多分2回くらい引けたかと思うのですが、このゲームシステムではとてもじゃないが遊び続けることはできないと思い、やらなくなりました。

DQウォークは戦闘パートも魅力のうちのひとつだと思うのですが、やはりなんでしょうね、DQに思い入れがないために、そこもそれほどピンと来なかったです。とはいえキャラメイクのようなことをするのは好きなので、最終的にパーティ4人分の容姿の造形をいじれるということは、私にとってかなり魅力的でした。でも結果的にはそこまでストーリーを進める気力が持たず、自分と仲間1人、というところまでしかいきませんでした。そんな中で、仲間キャラクターにつけられる名前に制限があることに、少し困ったりしました:

あ、あと家を飾り付けられるシステムもよかったよね。家具集めの手段やそのもののラインナップがもっと豊富にあれば、そういう方面で楽しむことはできたのかもしれない。

マイクラアース

つい最近でた。Xboxアカウント? MSアカウント? みたいなのを求められたので5億年ぶりにhotmailを引っ張り出してしまったぞ。ただ、これ、まだ全然遊んでません。でも、「AR」としてはポケモンやDQよりずっと視覚的に楽しそうな気がする。でもマイクラ自体が難しいんだよな。fymartymは空間認識能力がないので……。

妖怪ウォッチワールド

これは去年出たやつですね。ガンホーの位置ゲー。アドカレのテーマに反して、今年は別にプレイしてないんだけど……。やはり国産だからなのか、妖怪WWもDQウォークも、メニューが多く画面がごちゃついていて、何をすればいいのか直感的にわかりづらいところがあるなと思います。

でも妖怪WWのいいところは、目的意識をもって特定の場所に出向く必要もないし、電車に乗ってる時とかに気軽に遊べるというところ。そして目玉の「ヒョーイ」システム。これは、自分の手持ちの妖怪を近所の別のユーザにとりつかせる(憑依)ことで、自分では実際に行かない、その憑依先ユーザの行動範囲でまで遊ぶことができる、みたいな感じ。憑依してる最中に別のユーザに憑依して……とかをやって長い旅をさせたり。

去年の話なので今どうなってるのかは不明ですが。


憑依でこんなに移動してくれたこともあった。

引きこもりは位置ゲーで……

条件付きで外を出歩くようになるでしょう。でも、それによって出歩くことが習慣化されるのは稀だと思われます。外には(引きこもりにとっての)困難が多数待ち構えています。道がわからないこともそうです。体力が持たないこともそうです。そもそも外に出るための服がない、という問題も、多くの引きこもりは抱えているでしょう。DQウォークのために出歩いた夜の私は、高校時代のジャージを着ていました。それがいちばん手持ちでマシな服だったのです。

魅力的なコンテンツが供給され続けたとしても、それは多くの困難を乗り越える糧になり得るのか? 一時的には、そういうこともあるかもしれない。けれど無理をしても体も心も正直ですから、いつか耐えられなくなる日は必ずきてしまいます。そうならないために、毎日コツコツの位置ゲー積み重ねによって少しずつ肉体と精神を鍛えていくというのもひとつの解決策として考えられるかもしれませんが、まあ、ゲームは部屋で寝っ転がってやるのが一番だよ。

次なる位置ゲー

2020年にサンリオの位置ゲーがリリースされるよ、という報せをみました。英語タイトルなので海外向け意識してるのかな。Bublar Groupという北欧のAR系企業がやっているみたいですね。プレスリリースの日本語版がこれ

このトレーラーに出てくる女性の年齢・正体不詳感がいいですね。