今年の夏は ISLAND
アドベントカレンダー
こんにちは、fymartymです。今年触ったゲーム Advent Calendar 2020 の 23 日目の日記です。
去年の 12⁄23 には、夏休みに key のギャルゲー Summer Pockets を遊んだことについて書きました。ということで今年もギャルゲー枠の日記を書こうと思い、取り上げるのは ISLAND(アイランド)です。
ISLAND との出会い
fymartym は Amazon プライムミュージックの Unlimited 会員なので、たまに自分好みの音楽を探し求めてアマプラミュージックサーフィンをしています。そんな時に出会ったのがこちら!
聴いてください。歌詞にもあるんですが、本当に「キラキラ、キラキラ」してます。宝石みたい。ということで惚れ、調べました。そして ISLAND なるゲームのメインテーマソングということを知ったので、スマホを握る手は気付いたら Vita 版の ISLAND をポチっていました。
しかしゲームは「キラキラ」してないよ
ISLAND の攻略キャラは 3 人の女の子。サマポケの時と同様、やっぱり真ヒロイン扱いの子が一人おり……という感じです。
曲をきっかけに購入に踏み切ったとはいえ、一切ゲームの情報をみていなかったというわけではないです。公式サイトをみると主人公は「三千界切那(さんぜんかいせつな)」という感じで激しい名前をしており、青年というキャラづけをされてはいるもののヒロインたちと比べるとやけにビジュアルが老けているように見えます。しかし記憶喪失や「世界を救う使命」といったようなワードからそこはかとない SF 感が醸し出されており、ちょっとおもしろそうなんじゃない? と興味をそそられた面もあって購入に至りました。ヒロインの 3 人は、見た目とキャラ紹介を見た時点では正直魅力を感じなかったものの、このちょっと歳の離れていそうな主人公とどんな風に絆を作っていくのかな、というのは気になるところでした。
だったんですけど。
island夏蓮ルートクリア。刹那は何歳なの17歳に手を出すのはありなの?
— 薬袋 (@fymartym) September 4, 2020
後半辛い流れが多すぎてなんも言えねえ、、駐在さんルートだったことしか記憶にない(防衛本能) pic.twitter.com/BBcdOePcYL
真相に迫る NEVER ISLAND はディストピアで倫理崩壊
まあいろいろ思うことはあるとして、夏蓮 -> 紗羅 -> 凛音の順番で攻略しました。そうするとこちらもサマポケよろしく真相に迫っていく「NEVER ISLAND」編が解放されます。
夏蓮ルートをクリアした時点で結構心が萎えていました。このルートの終盤は夏蓮の性質を「口ばっかりで環境や人に甘える女の子」であると看破する流れになり、主人公の切那がその問題に本気でぶつかっていく……みたいな感じなんですが、夏蓮は 17 歳で、甘え体質をそこまで強く他人から指摘・非難されるほどか……? 厳しくない? みたいな気持ちでしんどかったです。それに、他のヒロインのルートを進めるほど、彼女たちとの立場・性格との対比を行われる機会が増えます。人それぞれ成長の速度があるのに、なんで夏蓮だけそんなにボロクソに評価されなきゃならないんだ……というような気持ちで暗くなります。全然キラキラしてねえ。ドロドロよ。
しかしながら夏蓮ルートは最初の攻略におそらくもっとも適切だと思われます。普通の恋愛っぽく物語が終着するためです。紗羅ルートや凛音ルートは、より SF 要素に踏み込んだややこしい話になっていくからです。それを思うと、夏蓮の噛ませキャラっぽさが際立ち、つらいところ。
極め付けとなる NEVER ISLAND ですが、SF 的な伏線とかストーリーとか本当にもうどうでもよくなるぐらい倫理観がひどくて生理的に無理でした。気にならなければ、泣けるぐらいハマれるのかもしれない。でも無理です。いくらディストピア的な世界観であろうと、タイムリープやファンタジーの世界観に野暮と言われようと、「これはゲームですけど? 現実と混同するのはおかしいですよ!」という正論を突きつけられようと、 13 歳の女の子に手を出してしまうというのは、残念だけど今の fymartym には無理でした。NEVER ISLAND の世界では 13 歳は成人ということなのですが、その設定がまたあからさまな免罪符扱いという感じがしました。
なんなら fymartym はロリもの好きですけど、ISLAND というゲームにおいてはその好みよりも嫌悪感がまさってしまいました。多分、主人公の精神面が幼く描かれすぎだからだと思います。ロリや未成年のキャラに対して恋愛関係を持とうとしているにもかかわらず、あたかも同レベル同士みたいな関係を築こうとしているように見え、それがどうしても無理でした。たとえば切那の年齢設定をもっと下げればよかったと思いますが。17 歳にしてしまうとかね。
13歳成人という倫理崩壊はその世界の異常さを表現したかったからなのかもしれないけど、それにしたってネハンや店のおっさんが普通の大人然してる中で少年みたいなムーブを続ける成人済みセツナは厳しいよ。。年齢関係なく人間は幼稚なところを持ってるものなのかもだけど13歳相手にそうはならんやろ。
— 薬袋 (@fymartym) September 7, 2020
ロリと同レベルの大人←これじゃロリ恋愛ものの良さ殺してないか?
— 薬袋 (@fymartym) September 7, 2020
それとも、失われた子供時代を追体験するために、大人ながら子供のような振る舞いをしてロリと触れ合う、というところに感じる「萌え」みたいなものもあるのか…?
かわいそうな夏蓮となぜか持て囃される主人公というギャップ
別に夏蓮に思い入れがあるわけでもなんでもないですし、別にどのヒロインも大して好きじゃないんですが、NEVER ISLAND 編においても夏蓮の扱いがあまりにも酷くて辛くなります。13 歳のこの女の子は、ディストピア世界で身寄りもなく、生きるために立ちんぼをしているのです。なんで彼女はこんな目に?
一方で主人公の切那は大したこともやっていないのにみんなから好かれており、意味不明でした。
island全体的に倫理がぶっ壊れてて辛かった(冬編でロリが立ちんぼやってるとかファンタジーでも最悪すぎた)
— 薬袋 (@fymartym) September 6, 2020
セツナが頑張ってる感じは全く感じられなかったし、それなのに無条件でみんなから好かれてるというリゼロ的な違和感が最後まで拭えず
セツナ最初は何も良いところなかったし、なのになぜか説教くささは一丁前だし、真夏編に至ってはただ記憶持ち越しチートしてるだけなのにすごいすごいされるのがしんどい。
— 薬袋 (@fymartym) September 6, 2020
真のヒロインは別にあり
NEVER ISLAND を超えて、結局ほんとうのヒロインが 3 人以外にいることが明らかになります。今までのプレイなんやったんや。
ちなみにアニメもあるらしいんですが、ゲームを楽しめなかったしアニメの主題歌はプレゼントでもないので、あんまり見る気はしないです。