FF12tzaをクリア……できなかった


アドベントカレンダー

こんにちは、fymartymです。今年触ったゲーム Advent Calendar 2019の25日目の日記です。今年もいろいろなゲームを触ったかなと思うのですが、アドベントカレンダーとして記録を書くのは困難を極めました。11月の終わり頃にアドベントカレンダーを立てた時こそ全日埋めてやろうかなというぐらいの気概でいたものの、普通に無理でした。日数を埋めること自体は、いくつか1つの日記で複数タイトルまとめているゲームを別日にばらけさせたり、本当に一瞬しか触っていないスマホアプリなども含めればなんとか行けそうな気がしましたが、とにかくゲームをプレイしたことについての何らかの感慨を言語化するのがとても難しかったです。「隙あらば自分語り」みたいな言葉があるように、私のような薄気味悪いオタクが感慨を垂れ流すことなど際限なく出来そうにも思えますが、文章の体をなしたものとして発露できるかどうかはどうも別問題のようです。多分これまでに書いた日記も、ひどく醜い国語能力でもって書かれていることでしょう。

そもそもこのアドベントカレンダーは、実は、 「FF12tzaをクリアして、その感想を最後に書くぞ!」 みたいな気概から立ち上げたものでした。ところが、それが果たせていません。更にいうと、アドベントカレンダーを立てたその日から一度もプレイしていないし、いくらなんでも口だけが過ぎる。しかも、ただ放置するというだけでなく、十三機兵防衛圏やらポケモン剣盾やら、さらにデトロイトなどを買って始める始末。ゲームじゃなくて真人間として生きることに忙しくて手が出せなかったんだよね〜、とかではないのだ。クズの上塗りって感じ。

そうはいっても、Adventarというサービスを借りてカレンダーを作ったわけなので、空いている日にちを見知らぬ誰かが埋めてくれたら僥倖だな、という風にも考えていました。結果、3ユーザが登録してくれていたようです:

ゲームの話が大好きなので、これはすごくありがたいことです。

FF12tzaってなに

FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGEです。記録を見ると、Switch版をことしの6/15に買ったみたいです。公式サイトに書いてありますが、2006年に発売されたFF12のリマスターです。以前の戦ヴァルの日記とか十三機兵の日記とかでも触れたかもしれませんが、fymartymはゲームミュージックのコンポーザである崎元仁の楽曲がものすごく好きなので、過去にこのタイトルのプレイ経験はなかったものの、サントラは持っていました。

今振り返ると今年はたくさんのゲームをプレイしてきたように思えるのですが、その時はやっぱりまだSwitchというハードでゲームをやり足りない、もっとたくさんのゲームを遊びたいという欲求が高まっていました。でも、自分にも好みや得手不得手があるので、興味だけでゲームを買っても楽しめないかもしれない、という危惧もありました。そんな時にどうするのか? そうです、音楽が好みなゲームなら間違いない! 自分の大好きな音楽が絶えず流れているって、それだけで幸せなことだと思います。しかもそれがゲームとして(ある程度)インタラクティブに楽しめるなんて。何パーセントOFFかのセールになっていたこともあり、購入しました。

どうしてクリアして、それを日記にしたかったのか

音楽への絶大な信頼を寄せていたので、不安はほとんどありませんでした。しかし、私にとってはこれがFFの初めてのナンバリングタイトルになります。私はこれまでFFT、FFTA、FFTA2、それからFF外伝聖剣伝説でしかFFというビッグタイトルに触れてきたことがありませんでした。さらに、FF12は実はインターネットの世界ではやや悪い意味で語り草になっていました。変な話、「FF12 クソゲー」とかでググるとそこそこそれに関する話題を観測することができます(もちろん真逆の意見も多数ある)。しかし、プレイしなければ自分がどう感じるかはわかりようがないので、散見される評判と自分の感じ方を照らし合わせて振り返ろう、ということをこのアドベントカレンダーで達成しようとしていました。残念ながら己の弱さに勝てずこの日までにクリアすることはできませんでしたが……それでもこれまでのプレイでいくつか感じられたことがあるので、それを書いておきます。

主人公が主人公らしくないという話

主人公であるはずのヴァンがストーリーの蚊帳の外というか、主人公でないはずのバルフレアがやけに活躍している、ということがよく言われている。

正直これはそうとまでは思わなかった。松野ゲーで例をあげれば、FFTやTOなどをやっていても、ラムザにしろデニムにしろ主人公はあくまで歴史に翻弄される青年であって、彼らが強く光を浴びることだけが物語の見せ場ではなかったと思う。なので、ヴァンがあまり出しゃばらないこと自体はさほど気にならなかった。敵味方の多方面から軽視されている向きがあったかもしれなかったけれど、ちゃんと繋がりのあるキャラクターとは絆があったように思う。というわけで、気にならなかったは気にならなかったのだが、それでもバルフレアに抱くメアリー・スー感のようなものは確かにあった。いやしかし、主人公が憧れるようなお兄さんキャラとして有能で洒脱な感じを演出している、と見えなくもなくて、もしかしたら「バルフレア優遇されすぎ」みたいな言説に引っ張られて私自身不審に思ってしまっている、というようなところがあるのかもしれない。あと、物語終盤で出てくるサングラスかけたどこかの王子? 王様? みたいなのもなんかなんだコイツと思ったし、バルフレアに抱く不審感と似たようなものを感じた。有能さに説得力がなかなか感じられないこと(納得のいく描写が足りない)が問題かもしれない。

バルフレアだけでなく、アーシェもヴァン以上に目立って活躍している、と言われている。彼女に抱いた感想としては……アーシェは単純にかわいくないな、と思った。なんというかリアル寄りのキャラクターグラフィックで、性格や言動を漫画アニメみたいなキャラクター造形にされると、すごく微妙だ。辛い境遇ではあるのだろうけど、何にぷりぷり怒ってるのかよくわからないところがあった。ヴァンが辛さを抱えながらもふつうに明るいので尚更。パンネロがかわいいしね。

ヴァンに関してはCVがとてもへたくそ、ということも評判だった。それは本当にその通りだと思って、プレイし初めて数分のイベントムービー開口一番で聞くに耐えなかったので、日本語字幕英語音声にしました。そこからは声に関する問題は特にありませんでした。シドおじさんが荒ぶってるところとか面白いし。


完全に個人の感想だけど、この見た目で日本語発話されるのはかなり違和感あると思うので、英語音声一択じゃなかろうか。声優の良し悪しとか抜きにしても。でも、洋画洋ドラ吹き替えのような感覚でキャスティングされていれば、それはそれで結構いいのかもしれないね。

エンディングがひどいらしい

クリアしていないのでわからない。多分もうすぐクリアぐらいの進行度ではあるはずなのだけど、怖いな。

でもプレイする中でかなり楽しい部分があったと思う。私はこのゲームのゲームシステムはかなり気に入った。メインストーリーをほったらかしてクエスト受けまくっていろんなところにいって死にかけたり、頭を使うのが苦手ながらもガンビットで自動回復の効率を考えたり。不満があるとすれば、戦闘で必殺技みたいなのを出すときのQTEがちょっとキツイっていうところでしょうか。でも別に必須ではないし……実績解除できないとムズムズするみたいなことはなくもないですが、自分のゲームスキルと使うことのできる時間を考えたとき、やりこみの現実的な可能範囲は見えてくるものです。無理してもしょうがない。達成できないというそのことも、ゲームの思い出を鮮やかに彩るひとつ、なのかもしれないし。

さて、そんな様々なやりこみの思い出をすらも塗りつぶすほどがっかりなEDなのだろうか? いずれクリアしてまたその所感を日記に書きたいと思います。そして埋め切れてないやりこみ要素をどこまでこなすのか、これも悩ましい点のひとつです。

ちなみに操作キャラとしてはほとんどバッシュを使っていました。といってもガンビット戦闘なので特に特定の誰かを……というよりはピンチの時は切り替えまくるみたいな戦法なので、あくまで先頭に立たせてるというだけですが。動きがサムライ感あって好きですね。ゲストではラーサー君が気に入りました。彼は聡明な少年で性格がとてもよいし、パンネロとの関係性もなんだか微笑ましい感じがした。

FF12tzaの推し曲

音楽の話に戻って、私にとって最高の曲を紹介します:

セロビ大地が一番好きな曲ですが、他のお気に入りも列挙します:

FFって

そういうわけでFFはあまりやったことがなかった私ですが、音楽は最高だしゲームシステムもなかなか楽しいし、倍速システムがあって快適にプレイできるFF12tzaはかなり好ましいタイトルでした。でもどうやら他のナンバリングFFとは毛色がかなり違いそうなので、これを機にFFを開拓していくかというと、たぶんそれはないかな……という感じです。FF14(オンライン)のイヴァリースストーリーは気になりますけどね。でも、それしか気にならないし、それのためにプレイするかというと難しいですね。

NHKがやってるFFのタイトル投票は、FFTAにしました。FFTAの曲もサブスクサービスで配信されないかな?

アドベントカレンダーまとめ

妖怪ウォッチ4のことは書きたかったので、書けなくて残念。